イタリアのアペリティーボという習慣
こんにちは!
今日のミラノは朝から冷たい雨。
一応朝のうちに旅行の準備を済ませ、
ランチ前にアペリティーボで白ワインを飲みながらブログを書いています。
あー、幸せ (´艸`*)
さて、今日はそんなアペリティーボについて。
「アペリティーボ Aperitivo」とは
アペリティーボとはイタリア語で「食前酒」という意味ですが、いまでは「食事前に軽くおつまみと一緒にアルコールなどを楽しむ習慣」のことを指すことが多いです。
ちなみに、アペリティーボはここミラノが発祥と言われていますが、いまではイタリア全土で楽しまれています。
夕食前にするものと思われがちですが、ランチ前にすることも。我が家では、お休みの日はランチとディナー前にアペリティーボをします。
量的には、ワインを軽くグラス1杯飲むくらいです。飲みすぎたらお食事が美味しくいただけませんから!
バールでのアペリティーボ
イタリアではよくお友達や同僚と「アペリティーボ」でバールに行ったりします。バールなどでのアペリティーボの場合、飲み物の料金が少し高め(おつまみ込みの料金)に設定してあり、カウンターに用意されたプロシュットやサラメ・ナッツ・オリーブ・ブルスケッタ・フォカッチャ・サラダなどのおつまみがビュッフェスタイルで楽しめるようになっています。おつまみはバールによって違いますが、お金のない学生たちはここで夕食もすませちゃう場合もあるようです!
アペリティーボで一番人気のドリンク「スプリッツ」
ミラノで一番よく見かける定番ドリンクと言えば、「スプリッツ(Spritz)」!日本でもバーメニューで見かけますよね。発祥はカーニバルで有名なヴェネツィアです。
鮮やかなオレンジ色でいかにも食欲を誘いそうなドリンクですが、使われているのはアペロール(Aperol)と呼ばれるハーブのリキュール。アペロールを白ワインとソーダで割ったものにオレンジをトッピングしたら出来上がり!
アペロールではなくカンパリを使ったものも人気で、私もダンナもカンパリ派!オーダーする際は「Spritz con Campari スプリッツ コン カンパリ」と伝えましょう。
こちらはキレイな赤い色で、後に残る苦味が特徴的!
我が家では、カンパリをスパークリングワインで割ってスプリッツを作ります。度数高めに出来上がりますが、飲み口がとっても爽やかで美味しいんですよ (^_-)-☆
アペリティーボの相場
エリアや人気度などによっても左右されますが、だいたい10ユーロ前後で料金設定されているところが多いです。ホテルのバーや高級レストランなどでは20ユーロ強で美味しいおつまみとエレガントな雰囲気も楽しめます。
イタリア旅行の際はぜひ、イタリア人に交じってアペリティーボを楽しんでみて下さいね (^^♪